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躍動の翼 (キジ)

撮影:兵庫県加古郡稲美町
言わずと知れた『日本の国鳥』のキジ(オス)は、繁殖時期の行動にドラミング(ほろ打ち)を繰り返す。
それはメスへの求愛行動や縄張り宣言の意味があるみたいだ。
撮影の帰り道、川沿いを車で走っていると、向こう岸の草地にキジがいた。
車の窓をそっと開けてシャッターを押す。
やがて5~10分おきに打ち鳴らすオスの翼が夕陽を浴びて銀色に輝いた。
それはまさに、躍動感の瞬間である。

この作品は
2008年カレンダー『Birdscape野鳥のいる風景』5月に掲載されています。