撮影地：徳島県鳴門市
フクロウの巣穴は、大木のある洞などに作られる。
巣立ちから四、五日くらいのヒナは飛べずに近くの木の上で過ごしている。
この日はよほどお腹がすいていたのだろう。
親が餌を運んでくれる夜まで待てないのか楠の新芽を食べようとしていた。

こちらの写真は、
2024年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』5月に掲載されている写真です。

撮影地：長崎県対馬市上対馬町
コホオアカは日本では、確認が難しい珍鳥の一つだが、日本海の離島で、春秋の渡りの時期に見られる程度である。
これからの繁殖のために、春の草花の種子などを食べて、また北国へ飛んで行く。

こちらの写真は、
2024年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』4月に掲載されている写真です。

撮影地：兵庫県三田市
芽吹き始めたカワヤナギの木に、キレンジャクの群れがやってきた。
新芽をついばんでいる表情は美しさと力強さを兼ね備えているようだった。

こちらの写真は、
2024年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』3月に掲載されている写真です。

撮影地：滋賀県長浜市
夕刻、数十羽のタゲリが田んぼに舞い降りたが、そこから動く気配はなく塒入りだろうと思われた。
夜になると雪は更に降ってきた。
夜明け前、素晴らしい出会いを想像しながらその場所に戻ることにした。
すると、かわいい小さなダルマの兵隊さんが、じっと雪の中で待っていてくれたのだ。
まさに一期一会の出会いに感謝した瞬間だった。

こちらの写真は、
2024年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』2月に掲載されている写真です。

撮影地：北海道阿寒郡鶴居村
塒にしている川が朝日を浴びてピンク色に染まり始めた。
川面にタンチョウの姿が映りこみ、立ち込める水蒸気がより幻想的な雰囲気を醸し出している。

こちらの写真は、
2024年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』1月に掲載されている写真です。

撮影地：奈良県葛城市
山の中はひっそりと静まり返っている。
傾斜に飛び出た岩に上った瞬間、赤褐色の羽毛が朝日を浴びて輝いた。
尾は非常に長くて、その姿は周りの雰囲気さえも変える力強さがあった。

こちらの写真は、
2024年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』表紙に使用されている写真です。

撮影地：北海道美唄市
広大な牧草地帯と道路の境界線に時折防風林が植えてある。
そのカラ松林にマヒワの群れが飛び込んだ。
上手に松ぼっくりにくちばしを突き刺して啄んでいた。

こちらの写真は、
2022年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』3月に掲載されています。

撮影地：カナダ　ポートホープ
日本では見られない景色である。
街道近くに車を停めた先には十数羽の群れが行進している。
雄の胸には長いひげ状の羽毛が伸びていて突然羽ばたいた。

こちらの写真は、
2022年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』2月に掲載されています。

撮影地：オーストラリア　ケアンズ
南半球に位置するオーストラリアの１月は日本では真夏日に当たる。
紅い豆の花にハトが舞い降りてきた。
白いハトは平和の象徴とされているが、今年はそう願いたいものである。

こちらの写真は、
2022年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』1月に掲載されています。

撮影地：兵庫県加古郡稲美町

黄昏時、不思議な光景に出会った。
晩秋の池にポツンと浮かぶ小島！？
枯草の両側にサギがいる。
配置を考えながらアートフラワーのように表現してみた。

こちらの写真は、
2021年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』12月に掲載されています。

撮影地：台湾　金門島

秋の気配の池は、水鳥たちの餌場だ。
顔が黒くて、ヘラのようなくちばしのユニークな鳥がノンビリと寛いでいた。

こちらの写真は、
2021年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』11月に掲載されています。

撮影地：台湾　金門島福健

太陽が中国大陸の向こう側から、徐々に夕闇を赤く染めてきた。
なぜか太陽が滲んで見える。
それは光化学スモッグが影響しているようだ。
灰色の雲の合間をミヤコドリの群れが波打ち際に飛んできた。

こちらの写真は、
2021年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』10月に掲載されています。

撮影地：兵庫県神戸市西区

”天高く馬肥ゆる秋”、収穫の秋である。
黄金色に輝く稲穂も一斉に刈り取られてしまった。
田んぼの畔には、朱色の彼岸花が一面に咲き誇っている。
その上にひらりと飛び移ったヒバリがひと休みを始めた。

こちらの写真は、
2021年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』9月に掲載されています。

撮影地： 栃木県日光市
太陽が昇ると滝壺にきれいな虹がかかり、滝を飛び交うイワツバメを狙って
ハヤブサが虹に飛び込んだ。
カメラは、滝と虹と隼2羽という「千載一遇の好機」を捉えた。

こちらの写真は、
2021年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』8月に掲載されています。

撮影地： 兵庫県神戸市舞子浜
砂浜のコロニーは水鳥たちのマイホームタウン。
かわいい雛の表情と、優しく見守る親を見ていると何故かホッとしてくる。

こちらの写真は、
2021年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』6月に掲載されています。

撮影地： 山口県萩市見島
本土から遠く離れた小さな島。
岩石海岸では、笛の音のような美しい鳴き声が紺碧の海に鳴り響く。

こちらの写真は、
2021年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』5月に掲載されています。

撮影地： 兵庫県神戸市北区
私たちの最も身近な鳥として、雀を連想する方も多いと思う。
瓦屋根の隙間などに巣づくりをする習性があったので、
子供のころには雛を観察したり捕まえて飼っていたりした記憶がある。
そんな大らかで長閑な時代を思い出しながら、農家の菜の花畑に集う姿を写してみた。

こちらの写真は、
2021年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』4月に掲載されています。

撮影地：ベトナム
昼下がり、木陰には日本では珍しいヤツガシラのカップルがじゃれ合っている。
よく見ると、左と右の鳥の大きさと、羽の白黒模様の幅が違う。
単独で活動している習性があるようで、雌雄の並んだ写真は意外に珍しい。

こちらの写真は、
2021年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』3月に掲載されています。

撮影地：北海道茅部郡森町
雪に覆われた草原で、少しだけ草の穂先がのぞいている。
残り少ないその種子を啄んでいるベニヒワに出会った。

こちらの写真は、
2021年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』2月に掲載されています。