撮影地：北海道阿寒郡鶴居村
二羽のタンチョウを包み込むように白い雪が舞い始めた。
周りは静まり返り、雪に誘われるように一羽が踊り出した。
もう一羽をダンスに誘っているようだった。
やがて二羽はシンフォニーを奏でるように踊りだした。

こちらの写真は、
2021年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』1月に掲載されています。

撮影地： 台湾　台北市
カラフルな色の雛。巣穴から乗り出して、今にも飛び発ちそうだ。
私は「オリンピック鳥」と呼ぶことにした。

こちらの写真は、
2021年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』表紙と、７月に掲載されています。

撮影地：兵庫県神戸市西区
公園の池の木陰に小魚を狙うカワセミが止まっていた。
煌めく春の光の中で、カワセミの目はギョロリと水面に向けられていた。
カワセミは美しい水辺の青い宝石と呼ばれ、
バードウォッチャーが最初に見たい野鳥の１種でもある。

2020年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』4月に掲載されている写真です。

撮影地： 兵庫県三田市青野川
新緑の美しい川の浅瀬に、餌になる小魚を求めてシラサギとアオサギ
の群れが次々と飛来してきた。陽が暮れそうで暮れない春の川は、
魚を追いかけるサギの群れで賑やかだ。

2020年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』3月に掲載されている写真です。-

撮影地：北海道浦幌町
晩秋の夕暮れ時、北の国から南下してきた珍客シジュウカラガンが田園地帯に飛来していた。
マガンやヒシクイ達と体力補給のために暗くなるまで牧草を食べていた。
やがて初雪が降り出す頃には、越冬地の宮城県の仙台市や秋田県の八郎潟などに飛んでいく。

撮影地：沖縄県石垣島
石垣島の米は1年に2回収穫（2期作）が普通らしいが、3期作もあるらしい。
なんだか季節感が分かりにくいのだが、収穫が近づく田んぼに一羽のサギが舞い降りた。
降り立つ瞬間、ムラサキの名前の通り太陽の下で紫の羽が美しく輝いていた。

撮影地：北海道利尻島姫沼
憧れの利尻島、北海道北部の海上に浮かぶ円形をした島である。
利尻富士が有名だが、その山裾にある小沼に映し出された富士も美しい。
草陰から突然現れた幼鳥が泳ぎ出すと、神秘の沼に静かな波紋が広がった。

撮影地：神戸市垂水区舞子浜
海水浴シーズン前の静かな海岸の砂地には、コアジサシたちのコロニーが出来ていた。
シロチドリもいる海鳥たちの繁殖地だ。
賑やかに鳴きながら上空を飛び交い、海から小魚を運んできては、餌渡しを繰り返していた。

撮影地：神戸市西区平野町
畑の草花が一斉に萌える頃、黄色の菜の花が見事に咲き誇っている。
その前には、ピンク色の蓮花が咲いていて、まさに春爛漫の風情である。
そこに一羽の雄が颯爽としてケンケーンと叫びながら、羽をバタバタとするホロ打ちを始めた。

撮影地：山梨県北杜市
太陽が昇る雪解けの朝。
林道を車で走っていると、斜面に群生している萩にオオマシコの群れがやってきた。
萩の実を好物にしていて、十数羽の群が細い枝にぶら下がりながら夢中になって啄んでいた。

撮影地：大阪府豊能郡能勢町
巣立ちしたばかりのふくろうの雛が、カメラ目線で私を見つめている。
君の瞳は100万ボルト、真っ赤に燃える夕陽の赤が君の瞳の奥に輝いていた。

撮影地： 北海道十勝郡浦幌町
飛んできたハクガンの大群が、目の前の草地に舞い降りようとしている。
頃よく、西陽が200羽を超える白黒の羽毛に映えて美しい。

この作品は、　写真家　髙城芳治
2019年カレンダー「野鳥のいる風景　～ 野鳥と自然の織りなすハーモニー ～」 12月に掲載されています。

撮影地： 北海道阿寒郡鶴居村
晩秋の頃、鮮やかなカラマツ林の紅葉が綺麗だ。その中を4羽のタン
チョウヅルの親子が飛んだ。いよいよ厳しい冬がやって来て、辺り一面
は雪景色に変わっていく…。

この作品は、2019年カレンダー「野鳥のいる風景　～ 野鳥と自然の織りなすハーモニー ～」11月に掲載されています。

撮影地：台湾 台北市関渡自然公園
秋風に揺れるススキの穂にとまる仲むつまじい２羽と、それを羨まし
そうに見つめる１羽が可愛く微笑ましい。地味な鳥だが、正面からの
表情には愛嬌がある鳥だ。

この作品は、2019年カレンダー「野鳥のいる風景　～ 野鳥と自然の織りなすハーモニー ～」 10月に掲載されています。

撮影地：京都府南丹市美山町
畑一面に咲く蕎麦の花に誘われるように、私は畦を進んだ。
花から花へ飛び交っているノビタキたちも、渡りの途中にこの花に集う虫たちを食べにやってきたのだろう。

この作品は、2019年カレンダー「野鳥のいる風景　～ 野鳥と自然の織りなすハーモニー ～」 9月に掲載されています。

撮影地：オーストラリア　グレートバリアリーフ
エメラルドグリーンの海とブルースカイがどこまでも続いているグレートバリアリーフ。
その孤島で繁殖する野鳥達は、砂浜を覆い、水際に群がりまた餌取りに飛び立つ。
ここは彼らの楽園なのだ。

この作品は、 2019年カレンダー「野鳥のいる風景　～ 野鳥と自然の織りなすハーモニー ～」8月に掲載されています。

撮影地：新潟県阿賀野市瓢湖
真夏の代表的な蓮の花のピンクとグリーンのグラデーションが美しくなる様にフォーカスした。
その奥にひっそりと佇むゴイサギを配置して静寂感を演出してみた。

この作品は、 2019年カレンダー「野鳥のいる風景　～ 野鳥と自然の織りなすハーモニー ～」7月に掲載されています。

撮影地：台湾　台北市大安森林公園
オリンピック色をイメージしたような鮮やかな配色のゴシキチョウ。
日差しの強い日の昼下がり、木陰では親鳥が巣立ったばかりのヒナにカナブンを与えようとしていた。

こちらの写真は、
2019年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』6月に掲載されている写真です。

撮影地：台湾　宜蘭県三星郷
その名の通り八色に輝く美しい鳥で、日本では人気のある珍鳥だ。
ホホピー　ホホピーと鳴き、地面の落ち葉などに隠れているミミズなどを食べる。

こちらの写真は、
2019年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』5月に掲載されている写真です。

撮影地：徳島県　鳴門市
ヒッヒ　チャッチャというセッカの鳴き声につられて草むらに分け入った。
鳴き声は大きいが、スズメよりもひとまわり小さい。
縄張りを旋回して飛び回り、草の茎に開脚してとまるのが特技だ。

こちらの写真は、
2019年カレンダー『野鳥のいる風景～野鳥と自然の織りなすハーモニー～』4月に掲載されている写真です。