撮影国：台湾
大雪山の中腹で撮影した。日本の梅や桜の花にやって来るメジロのように、忙しなく動き回りながら緋寒桜の花蜜を吸っていた。
チメドリ科の台湾固有種で、一般的には1500～2500m級の高山に生息し、冬には低地に移動する。

この作品は、
2017年カレンダー「Nature Bird　世界の野鳥風景」3月に掲載されています。

撮影国：台湾
台湾中部（台中）に位置する大雪山の中腹に差し掛かる山道沿いでじっと現れるのを待ち撮影した。
運良く雌雄のペアで撮影することができ、幸福な気分になった。
サンケイは日本のヤマドリと色調が違うが同じキジ科で台湾固有種。
全長は♂79cm、♀50cmで500～2500mの森林に生息する。

この作品は、2017年カレンダー「Nature Bird　世界の野鳥風景」2月に掲載されています。

撮影国：コスタリカ
憧れの中南米コスタリカの初めての朝。
私を出迎えてくれたのは花の上で盛んにきれいな声で鳴いていた地味な鳥だった。
あとで「コスタリカの国鳥」と聞いた時は驚いた。
とても派手な色の野鳥が多い国にしては「意外な鳥」であったからだ。

この作品は、
2017年カレンダー「Nature Bird　世界の野鳥風景」1月に掲載されています。

撮影国：パプアニューギニア
カイトとは、英語で凧(たこ)あるいは鳥のトビの事を言う。
シロガシラトビは、日本のトビより一回り小さく全長45㎝～50㎝程である。
北アメリカ大陸の海岸沿いで見かけるハクトウワシのように頭は白いが、胸からお腹まで白く、背中は栗色をしているので識別することは容易だった。
数年前に石垣島に飛来し新聞にも掲載された珍鳥だ。
私の上空を旋回しながら大木の横枝に止まってくれたのはラッキーだった。

この作品は、
2017年カレンダー「Nature Bird　世界の野鳥風景」11月に掲載されています。

撮影国：オーストラリア
オーストラリアの北東、クイーンズランド州の海岸線に沿って2000km以上に広がる世界遺産のグレート・バリア・リーフ。
その中の小さな無人島にアジサシなどの海鳥の繁殖地がある。
青い空と透き通る美しい海の野鳥の楽園。
その波打ち際を海の中に入り撮影した。

この作品は、2017年カレンダー「Nature Bird　世界の野鳥風景」表紙及び8月に掲載されています。

撮影地：兵庫県神戸市西区櫨谷町
田植えが終わった水田はグリーンラインが形成されている。
その中に番らしき2羽のカルガモが餌を食べながらゆっくりと近づいてきた。
グリーンと水に映るカルガモを一番良い構図として捉えた。

この作品は、
2016年カレンダー「日本の野鳥風景」6月に掲載されています。

撮影地：新潟県阿賀野市水原　瓢湖
冬は雪と越冬するハクチョウで一面が白色の世界となるが、夏は蓮の緑とピンクの色で覆われ一変する。
蓮の花が咲き誇る盛夏、蕾にちょこんととまり一息ついた2羽のツバメがピンクの花園のアクセントとなった。

この作品は、
2016年カレンダー「日本の野鳥風景」8月に掲載されています。

撮影地：兵庫県神戸市西区押部谷町

拓けた林や空き地などでよく見られる留鳥のモズ。
秋になると高所にとまりキィーキィーキィーと高い声で鳴きこれを「モズの高鳴き」と呼ぶ
下草でバッタを狙っていたモズがハゼの木に飛び移った
その瞬間私の意図する「紅葉と野鳥」を運よく切りとることができた

この作品は、　
2016年カレンダー「日本の野鳥風景」11月に掲載されています。

撮影地：兵庫県たつの市御津町　新舞子海岸
冬の夜明け前、朝日があたる干潟の造形は美しい。
潮が満ちる頃、僅かに残った干潟も海水にのみ込まれるとそれまで羽を休めていたカモメの群れが沖へ一斉に飛び立った。

この作品は、　
2016年カレンダー「日本の野鳥風景」12月に掲載されています。

撮影地： 沖縄県石垣市　石垣島
米の収穫が終わった田んぼに水がはっている。
秋の渡り途中のアカアシシギが栄養補給のために立ち寄り、群れで夢中で捕食していた。
この後、ここ石垣島では米の2期作が始まるようだ。

この作品は、　
2016年カレンダー「日本の野鳥風景」10月に掲載されています。

撮影地：兵庫県神戸市西区神出町
車越しに曼珠沙華とシラサギを捉えようとしていた。
台風の接近に伴い、雨風が強くなってきた。
曼珠沙華がたわむほどの中で、餌を捕ろうと風に向かうシラサギの姿に逞しい生命力を感じた。

この作品は、　
2016年カレンダー「日本の野鳥風景」9月に掲載されています。

撮影地：北海道斜里郡小清水町　濤沸湖
冬季にはハクチョウの飛来地として有名な濤沸湖。
雪と氷に覆われる厳しい寒さの頃に数回撮影に来た事があるが、初夏に訪れたのは初めてだった。
冬とは違い湖の周辺には草花が生い茂っている。
雨上がり、営巣の中のホウアカが出迎えてくれた。

この作品は、　写真家　髙城芳治　最新作
2016年カレンダー「日本の野鳥風景」7月に掲載されています。

撮影地：兵庫県美方郡新温泉町
新緑が山の中腹にも広がる頃、渡ってきたばかりの夏鳥のコーラスとアオゲラのドラミングの競演に感動した

この作品は、
2016年カレンダー「日本の野鳥風景」5月に掲載されています。

徳島県鳴門市大麻町
うららかな春の日差しを受けて、楠木の大木の横枝でうつ伏せでウトウトと眠る巣立ち雛。
そこにブンブンと音を立て飛んできたアシナガバチ。
目覚めた雛は、「何だろう？」と不思議そうにじっと見つめていた。

この作品は、
2016年カレンダー「日本の野鳥風景」4月に掲載されています。

撮影地：山梨県南都留郡富士河口湖町　西湖
この日「富士山と野鳥」をテーマに取材に出かけた。
富士山に雪煙が舞い、ひこうき雲がかかる朝、運よく東の空から山肌を縫うように十数の鵜の群れが横切った。

この作品は、
2016年カレンダー「日本の野鳥風景」3月に掲載されています

撮影地：北海道阿寒郡鶴居村　雪裡川
塒にしている川が朝日を浴びてピンク色に染まりはじめた川面にタンチョウの姿が映りこみ、たちこめる水蒸気がより幻想的な雰囲気を醸し出している

この作品は、
2016年カレンダー「日本の野鳥風景」2月に掲載されています。

撮影地：兵庫県神戸市西区押部谷町
道沿いの田んぼの中に梅の花が咲き誇っている
そっと近くに寄っていくと、珍しくオレンジ色のお腹と黒い頭のジョウビタキがいた
梅の枝先でポーズするジョウビタキは一服の名画に彩りを添えてくれた

この作品は、
2016年カレンダー「日本の野鳥風景」3月に掲載されています。

撮影地：徳島県鳴門市大麻町

この作品は、
2016年カレンダー「日本の野鳥風景」表紙に掲載されています。

撮影国：コスタリカ
撮影ツアー最終日、帰りの車に乗り込む側から大きな鳥がフアフアと飛び去った。
少し先にある大木の横枝に止まり、カンムリカラカラが勇姿を見せてくれた。
そしてこれが、旅の最後の一枚になった。

この作品は、
2015年カレンダー「世界の野鳥風景」 12月に掲載されています。

撮影国：パプアニューギニア
フウチョウとは、別名「極楽鳥」と呼び、パプアニューギニアの国鳥である。
夜明け前に宿を出た車は、山をいくつか越えながら極楽鳥のいる高地へと向かった。
数時間して、突然山道に車は止まった。
遠くの樹々の上で盛んに大きな声がする。フウチョウだ！
しかし、声はすれども姿は見えない。撮影は無理かとあきらめかけたが、枝と葉のほんの僅かな隙間から雄から雌への求愛ダンスの撮影に成功した。

この作品は、
2015年カレンダー「世界の野鳥風景」 11月に掲載されています。