撮影国：パプアニューギニア
フウチョウとは、別名「極楽鳥」と呼び、パプアニューギニアの国鳥である。
夜明け前に宿を出た車は、山をいくつか越えながら極楽鳥のいる高地へと向かった。
数時間して、突然山道に車は止まった。
遠くの樹々の上で盛んに大きな声がする。フウチョウだ！
しかし、声はすれども姿は見えない。撮影は無理かとあきらめかけたが、枝と葉のほんの僅かな隙間から雄から雌への求愛ダンスの撮影に成功した。

この作品は、
2015年カレンダー「世界の野鳥風景」 11月に掲載されています。

撮影国：コスタリカ

林道を走っていると拓けた草地の一本の木に美しい姿をした野鳥を見つけた。
ラケット型の尾羽と腰羽が青く背中が少し紅色をしている。
じっとしているので、急いで光線と背景の良い所にカメラを据え撮影した。
瞬間的に横を向き雰囲気のある写真が撮れた様に思う。

この作品は、
2015年カレンダー「世界の野鳥風景」 10月に掲載されています。

撮影国：コスタリカ

世界で一番美しい鳥と言われていて、手塚治虫漫画「火の鳥」のモチーフになったと聞いたことがある。
この美しい鳥ケツァールを以前からひと目見たいとコスタリカでの撮影を敢行した。
初めて目に触れた感動は忘れられないものである。
朝の光に輝く森の中で突然目にしたものは、ふわふわと長い尾羽を風になびかせている極彩色の美しい優雅な姿で、愛くるしい目が印象的であった。

この作品は、　
2015年カレンダー「世界の野鳥風景」 表紙及び9月に掲載されています。

撮影国：コスタリカ
コスタリカは、野鳥の宝庫である。
数多くの野鳥を間近に見ることができた。
これは国立公園の入口にある駐車場から程近いところで写したものです。
緑濃いカーテン越しに、珍鳥を覗き見するイメージで撮影した。

この作品は、
2015年カレンダー「世界の野鳥風景」 8月に掲載されています。

撮影国：パプアニューギニア
睡蓮の花が水面から顔を出している。
ピンク頭のトサカレンカクが忍者のように睡蓮の葉から葉へ足を忍ばせながら採餌していた。
突然の雨にずぶ濡れになりながら撮影したおかげで、雨中の情景を写し込むことができた。

この作品は、
2015年カレンダー「世界の野鳥風景」 7月に掲載されています。

撮影国：コスタリカ
池を撮影しながら歩いていると、突然黒い羽毛でくちばしと頭の黄色い鳥が
羽を広げて威嚇してきた。
びっくりしてしまったが、よく見ると親鳥の後ろには巣立ったばかりのヒナがいたのだ。
私はそっと後ろに下がりながら写させてもらった。

この作品は、
2015年カレンダー「世界の野鳥風景」 6月に掲載されています。

撮影国：コスタリカ
すばしっこく飛び交うハチドリを別名でハミングバードと呼ぶ。
じっとしてくれないので写しにくい鳥だ。
明るい太陽光が味方し、緑の背景とエメラルドグリーンの美しい鳥を
超高速シャッターで一つのフレームにおさめることができた

この作品は、
2015年カレンダー「世界の野鳥風景」 5月に掲載されています。

撮影国：コスタリカ
ここは花が咲き誇り、野鳥たちのパラダイスだ。
ミドリハチドリの上をピンク色の花と白い花がまるでシャワーの様に降りそそいでいた。
ミドリハチドリは、しばらく満開の花を美しく眺める様に佇んでいた。

この作品は、
2015年カレンダー「世界の野鳥風景」 ４月に掲載されています。

撮影国：コスタリカ
最初に見たときは、赤い三角頭の変わった鳥で恐竜時代にいたかのような印象を受けた。
近くの開けた所の木に止まり、木を上ったり、裏側に回ったりと餌を探している様子は、北海道で見られるクマゲラと同じだった。

この作品は、
2015年カレンダー「世界の野鳥風景」 ３月に掲載されています。

撮影国：コスタリカ

目覚めの朝、薄明るくなってきた空き地で静かにしていると、つぎつぎと珍しい野鳥が近くの木に姿を現してくれた。
それはまるでWildBirdのテレビ番組を見ているみたいだった。

この作品は、
2015年カレンダー「世界の野鳥風景」2月に掲載されています。

撮影国：コスタリカ
森林伐採や密猟などのため棲息数が減少していると聞いている。
ペットショップなどにも売られているのを見かけることがあるが、この美しい鳥は南国の青い空が一番よく似合うと思う。
太平洋側の海岸でコンゴウインコが飛びながら私の方へ近づいたときは、正直ドキッとした。
2羽は海岸近い木の上に止まると、大きな声で鳴き交わしながら仲良くじゃれ合っていた。

この作品は、
2015年カレンダー「世界の野鳥風景」 1月に掲載されています。

レンゲ畑の求愛
（キジ♂上、♀下）

髙城芳治
野鳥風景写真家（野鳥写真家）
– Copyright 2014 Yoshiharu Takajyo –
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メロディライン
（カワラヒワ）

髙城芳治
野鳥風景写真家（野鳥写真家）
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巣立ち雛
（フクロウ）

髙城芳治
野鳥風景写真家（野鳥写真家）
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うたた寝
（コノハズクのヒナ）

巣立ちヒナが葉陰でウトウトとしている。
柔らかな羽毛に木漏れ日・・・何を夢見ているのだろう？

野鳥風景写真家（野鳥写真家）
– Copyright 2013 Yoshiharu Takajyo –
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兄弟
（アオバズクのヒナ）

昼間は、のんびりと寝たり背伸びしたり表情豊かなアオバズクの3兄弟。
反面、夕方に近づくと途端に行動が活発になり、明け方まで餌を捕ったりしている。

鳥風景写真家（野鳥写真家）
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水面鏡
（チュウサギ）

髙城芳治
野鳥風景写真家（野鳥写真家）
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水面鏡
（チュウサギ）

髙城芳治
野鳥風景写真家（野鳥写真家）
– Copyright 2013 Yoshiharu Takajyo –
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撮影地：県長浜市西浅井町大浦

冬の湖北の入り江は、雪が多く情緒あふれる静かな所だ。
冷え込んだ冬の早朝、岸辺の山から太陽が顔をのぞかせると
雪舞う湖面は一瞬光輝いた。遠くで水鳥たちが静かに泳いでいる。
いつしか、湖北の神秘的な情景を私は夢中で撮っていた。

こちらの作品は
髙城芳治2014年カレンダー『日本の野鳥風景』12月に掲載されています。

撮影地：兵庫県丹波市青垣町

黄金色に輝いていた猫じゃらし（エノコログサ）の草原は、すっかり秋冬の景色に移ろいできた。
人の生活に最も身近な野鳥であるスズメも、この季節は集団で竹やぶや雑木林に塒入りするものが多く、
田畑や草地で見かけるようになる。


こちらの作品は
髙城芳治2014年カレンダー『日本の野鳥風景』11月に掲載されています。